♪ ドイツの思い出 ①
年が明けて一月程経ちました。
今回は教室のお知らせではなく、留学時代の思い出を振り返りってみようと思います🇩🇪
(生徒さんたちからドイツでの生活や様子を聞かれる事があり、個人的にも思い出を綴っていこうかと思います。🐿️)
大学卒業後に渡独し、3年間ドイツで過ごしました。
ドイツでの生活を通して私が大きく感じた事は、時間の流れがゆったりしているという事です。
学校の授業やレッスン、語学学校に通いながら課題をこなしたり、アルバイトもしながら普通に学生生活を送っていましたが、そのような空気を感じるのは
自然が豊かなところ、
「Ruhezeit=ルーエツァイト」(法律上、音を出してはいけない時間) を大切にしているところ、
日曜日はお店(レストラン除く)がどこも開いていないところ、等
良いところもありますし、反対に最初は不便だなと思うことが多かったのですが、次第にそんな環境に慣れていき、どこかゆっくりと時間が進むような日々の良さに気付いていきました。
↑ ハンブルクのエルプシュトラントにて
日本の恩師から、
「ドイツに行って学校と家の往復だけの生活になっちゃだめよ。
たまには河原に行って寝そべったり、散歩したり、たくさん外へ出てみてごらんなさい。」
と言われていたので、限られたドイツにいる時間を楽しもうと満喫しました。
(満喫しすぎたかもしれません…💦)
日曜日はショッピングモールやデパート含めお店はどこも閉まっており、毎日のルーエ ツァイト(13時〜15時頃、19時以降)は大きな音が出せません。
(洗濯機や掃除機もNGです。)
そのため、晴れた日はよく近くの公園「プランテン・ウン・ブローメン」へ散歩したり、美術館へ行ったり、夜は劇場へオペラやバレエを観に行っていました。(学生チケットは確か5〜10ユーロでした。)
🌷プランテン・ウン・ブローメン
https://maps.app.goo.gl/8b4jTyit5ZQNtoMF7?g_st=ic
ハンブルクへ行かれることがある方は、ぜひ行ってみてください✿ ・*
広大な敷地の公園で、たくさん花や緑、噴水があり、そこへ来ている人たちは草の上に寝転んだり、散歩したりとみんなのんびりと過ごしていました。
毎回そこへ行くだけで、幸せだなぁと感じていたことや、その時の光景を今でもよく覚えています。
日曜日にはほとんどの店が閉まり、街が静かになる光景に最初は驚きました。
日本だったら、ビジネス的に休日が1番稼げるのに!と思われそうですね。
しかし、夕方アルスター湖や川沿いへ行くと、人々がただ座って夕日を見ながら寛いだり、友達や家族との話を楽しんだり、贅沢をしているわけではないのですが、みんな幸せそうに過ごしている日常の風景があり、素敵だなと感じました。
自然を感じながらゆったりと時間を過ごす、仕事が第一優先ではなく家族や友人たちと日々の生活そのものを楽しむ、という空気や価値観にどこかほっとして温かい気持ちになりました。
次はまた別のお話、音楽院やレッスンでのお話など振り返りたいなと思います。
(いつかわかりませんが、、)
ドイツや留学のお話にご興味ある方は、またお付き合いいただけると嬉しいです。
ではまた(^^)
Tschüss ✿ ・*
福岡市南区 ピアノ教室Blümchen 黒木 さつき